目黒蓮さんの映画単独初主演作品『わたしの幸せな結婚』(わた婚)。
大正ロマンを思わせる時代を背景に、家族から虐げられてきたヒロイン(今田美桜)が自分を信じて愛してくれる男性(目黒蓮)と出会い、その人を愛することで新たな運命を切り開いていく物語です。
本記事では映画『わたしの幸せな結婚』のロケ地についてご紹介していきます。
『わたしの幸せな結婚』ロケ地・撮影場所
専修寺
陸軍特殊部隊のロケ地は
三重県津市にある専修寺にて撮影が行われました。
専修寺の境内はなんと東京ドーム2個分の大きさ。
様々なお堂や11棟の国指定重要文化財などが並んでいます。
住所:三重県津市一身田町2819
御影堂
帝のご寝所は専修寺境内の「御影堂」で撮影が行われました
御影堂は、国宝建築物の中で全国で5番目の大きさを誇るお堂。
元祖法然上人の御影(みえい)を祀ることから、「御影堂(みえいどう)」と呼ばれ、俗に「大殿」とも呼ばれます。
賜春館
清霞が新と初対面した部屋は専修寺境内の「賜春館」にて撮影されました
賜春館は明治11年(1878)に貴賓接待用として新築された書院。
座敷6室からなり、総畳数は60畳で、上の間に床と違い棚などを設けています。
雲幽園
幼馴染みの清霞と尭人が語り合っていた竹林の場所は専修寺境内の「雲幽園」です
両御堂の背面に接している、池泉回遊式の庭園です。
通天橋
正装した尭人が歩いていた場所は専修寺境内の通天橋です
通天橋は、国宝である如来堂と御影堂をつなぐ廊下。
両御堂の縁側にかかっているため高床・板張りで、柱間はすべて吹抜けとなっています。
山門
美世が傘を持って清霞を待っていた場所は
専修寺境内の山門です
御影堂の正面にあり、専修寺の総門にあたる門。
元禄6年(1693)ごろから建築にとりかかり、宝永元年(1704)頃に完成したものとされています。
海上自衛隊 舞鶴地方総監部会議所(旧舞鶴鎮守府司令長官官舎)
清霞と美世の生活が描かれた久堂邸のロケ地は
京都府舞鶴市にある海上自衛隊 舞鶴地方総監部会議所(旧舞鶴鎮守府司令長官官舎)です
明治34年10月1日に舞鶴鎮守府が開庁。
東郷平八郎中将 (当時55歳)が初代司令長官に親補され、明治36年10月19日常備艦隊司令長官 になるまでの2年間にわたり過ごされた官邸です。
それ以来、歴代長官の官邸として太平洋戦争 まで使用されてきた由緒ある邸。
邸の歴史を知り、清霞が住む邸のロケ地としてピッタリの場所だということが分かりますね。
住所:京都府舞鶴市余部下1200
五個荘近江商人屋敷 藤井彦四郎邸
久堂邸で美世が炊事をしていた台所は
滋賀県東近江市にある五個荘近江商人屋敷 藤井彦四郎邸にて撮影が行われました
本作品のクランクインはこちらの藤井彦四郎邸での撮影から始まりました
藤井彦四郎邸の敷地には琵琶湖を模した池泉回遊式の大庭園(約25mプール8個分)と総ヒノキ造りの客殿と洋館、土蔵が立ち並んでいます。
住所:滋賀県東近江市宮荘町681
六華苑
美世が清霞と出会う前に生活していた実家・斉森家のロケ地は
三重県桑名市にある六華苑です
六華苑は1913 年に建てられた、英国と日本のスタイルが融合した大邸宅。
住所:三重県桑名市桑名663−5
旧高須御殿
美世が嫁入りの支度をしていた部屋は六華苑内の旧高須御殿にて撮影が行われました
作中では、畳や障子などを外し、美世が家族から冷遇されている雰囲気を出したそうです
一番蔵
美世が閉じ込められた暗い蔵は六華苑内の一番蔵
なんとも重そうな扉ですよね。
美世が怖い記憶を夢にまでみるのが分かる気がします。
きんせ旅館
清霞と美世がデートで訪れた甘味処は、
京都府京都市にあるきんせ旅館です
大正ロマンの香りが漂う、ステンドグラスが印象的なお店ですよね。
京の元花街・島原にある築250年の宿の1階がカフェ&バーとして経営されています。
住所:京都府京都市下京区西新屋敷太夫町79
旧北吸浄水場第一配水池
蟲に侵された人々が隔離されていた宮内省の地下は
京都府舞鶴市にある旧北吸浄水場第一配水池です
旧北吸浄水場第一配水池は海軍が明治34年(1901)の舞鶴鎮守府開庁に向けて、
軍港内の諸施設と艦艇用に大量の飲料水を確保するために与保呂地区の桂貯水池とともに完成させた施設です。
住所:京都府舞鶴市北吸509
兵庫県公館
美世が新のもとへ連れてこられた鶴木貿易のロケ地は
兵庫県神戸市にある兵庫県公館です
明治35(1902)年に兵庫県本庁舎として建設された歴史的文化遺産。
完成当時、フランス・ルネサンス様式の建造物としては、規模・優雅さ、ともに日本一の名声を博しました。あ
住所:兵庫県神戸市中央区下山手通4丁目4−1
舞鶴赤れんがパーク
映画のクライマックス
陸軍部隊同士の戦闘シーンは
京都府舞鶴市にある舞鶴赤れんがパークにて撮影が行われました
舞鶴赤れんがパークの建物の多くは、
旧海軍の軍需品や水雷庫として、明治35年(1902)から明治36年(1903)に建てられたものです。
迫力ある戦闘シーン、
物語の時代にピッタリと合ったロケーションでしたね。
住所:京都府舞鶴市北吸1039−2
北吸トンネル
美世が鶴木貿易を飛び出し、清霞の元へと駆け抜けていたトンネルは
京都府舞鶴市にある北吸トンネルです
明治37年建設。
トンネルの坑門や側壁は、れんがの長辺と短辺を交互に積み上げるイギリス積みが用いられています。
当時は鉄道が走っており、海軍施設の物資運搬などに使用されていました。
住所:京都府舞鶴市北吸740
まとめ
本記事では『わたしの幸せな結婚』のロケ地についてご紹介いたしました。
まるでセットのように素晴らしい撮影場所ばかりでしたが、すべて実在するロケーションということで驚きです。
映画を鑑賞した後に、ぜひ一度足を運び『わた婚』の世界観を味わってみたくなりますよね。
みなさんの聖地巡礼の参考になりましたら幸いです
最後までお読みいただきどうもありがとうございました。